【NISA初心者がやりがちな失敗5選】これをやったらお金は増えません!

資産運用のコツ

NISAを始めたばかりのあなたは今、「これから自分の資産がどんどん増えていくんだ!」と、希望に胸を膨らませていることでしょう。

その気持ちは、未来を豊かにするための最も大切なエネルギーです。

しかし、残念ながら、多くの初心者が同じような「失敗」をしてしまい、志半ばで投資の世界から去っていってしまうのも事実です。

この記事では、あなたがそうならないために、先輩たちが経験してきた「NISAでやりがちな5つの失敗」を具体的にお伝えします。この記事で紹介する5つの罠を避けるだけで、あなたの資産形成の成功確率は、間違いなく格段に上がります。

先に結論!最大の失敗は「狼狽売り」

NISA初心者が犯す最も致命的な失敗は、市場が暴落した時に怖くなって全てを売却してしまう「狼狽(ろうばい)売り」です。

投資の神様ウォーレン・バフェットの言葉を借りるなら、「皆が貪欲になっている時に臆病になり、皆が臆病になっている時に貪欲になれ」。

この記事で紹介する失敗の多くは、この「狼狽売り」に繋がる心の動きに関連しています。冷静さを保つことこそが、成功への鍵です。

NISA初心者が陥る5つの罠とその対策

失敗①:毎日、資産額をチェックしてしまう

投資を始めると、自分の資産がどうなっているか気になって、つい毎日アプリやサイトを開いてしまいたくなりますよね。しかし、これが最初の罠です。

**なぜダメか?** 長期投資の航海は、時に嵐に見舞われます。日々の価格の上げ下げに一喜一憂していると、精神的に疲弊してしまい、価格が少し下がっただけで「もうダメだ」と、合理的な判断ができなくなってしまいます。

💡 対策:「ほったらかし」こそ最強の戦略と心得る

一度積立設定をしたら、あとは基本的に放置しましょう。資産額のチェックは、多くても月に一度、給料日に積立ができているか確認する程度で十分です。「距離を置くこと」が、心の平穏を保つ秘訣です。

失敗②:SNSの「爆益報告」を見て、短期で儲かる株に手を出す

SNSを見ていると、「この個別株で1ヶ月で資産が2倍に!」といった華やかな報告が目に飛び込んでくることがあります。それを見て、「自分のコツコツ積立が馬鹿らしくなった…」と感じてしまうかもしれません。

なぜダメか?

短期的な爆益の裏には、その何倍もの大損をした人たちが隠れています。NISAの非課税メリットは、長期的な複利の効果を最大化してこそ活きるもの。短期売買はただのギャンブルになりがちで、大切な資産を失うリスクが非常に高いです。

💡 対策:王道を信じ、自分のレースに集中する

他人は他人、自分は自分です。「全世界株式」や「S&P500」へのインデックス投資が、長期的に見て最も再現性が高く、賢明な方法であると信じ、自分のペースを守りましょう。

失敗③:暴落が怖くて、積立をやめてしまう(&売ってしまう)

この記事で最も伝えたい、最大の失敗がこれです。コロナショックやリーマンショックのように、市場は数年に一度、大きく暴落します。自分の資産が1ヶ月で30%も減ってしまうような事態も起こり得ます。

なぜダメか?

暴落時に積立をやめたり、売ってしまったりすると、損失を確定させるだけでなく、その後の市場の回復という最も美味しいリターンを取り逃がしてしまいます。歴史的に見て、市場は暴落を乗り越え、必ず成長を続けてきました。

💡 対策:「暴落は絶好のバーゲンセール」と心得る

価格が下がっている時は、同じ金額でより多くの株数を買える「絶好の買い場」です。「暴落は必ず起きるもの」と覚悟し、「むしろチャンスだ」という気持ちで、淡々と積立を続けましょう。

失敗④:手数料(信託報酬)が高い商品を買ってしまう

銀行の窓口などで「NISAを始めたい」と相談すると、手数料の高いアクティブファンドを勧められることがあります。

なぜダメか?

信託報酬という手数料は、あなたが寝ている間も毎日、資産から引かれ続けます。たった0.5%の違いでも、30年後には数百万円という大きなリターンの差になります。

💡 対策:手数料の安さを徹底的に追求する

この記事で紹介しているような、手数料が0.1%前後の超低コストなインデックスファンドを選びましょう。ネット証券でNISAを始めるべき最大の理由がここにあります。

失敗⑤:生活防衛資金がないのに、無理な金額で積み立てる

「早く資産を増やしたい!」と焦るあまり、毎月の生活がカツカツになるほどの金額をNISAに注ぎ込んでしまうケースです。

なぜダメか?

急な病気や失業でまとまったお金が必要になった時に、運悪く市場が暴落していたら、あなたは損をしている状態でNISA資産を売らざるを得なくなります。

💡 対策:まずは生活費の半年分の貯金を確保する

投資を始める前に、まずは何かあっても半年〜1年は暮らせるだけの「生活防衛資金」を、銀行の普通預金で確保しましょう。NISAは、その上で余った「余裕資金」で行うのが鉄則です。

まとめ:失敗のパターンを知る者が、成功を掴む

ここまで、NISA初心者がやりがちな5つの失敗についてお話してきました。

これであなたは、多くの人が陥る罠のパターンをすべて学びました。あとは、この知識を行動に移すだけです。

投資の世界では、「何をするか」と同じくらい「何をしないか」が重要です。基本に忠実に、王道を外れず、そして何より市場に居続けること。

それが、10年後、20年後に大きな資産を築くための、最も確実な道です。

王道の投資を始めるための、最初のステップは口座開設です。

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